芸術とは

芸術は爆発?

「芸術は爆発だ!」とは、芸術家である故岡本太郎氏の遺した言葉の中でも最も有名と言われる言葉です。
そもそも芸術とは、表現する側(あるいは物)とそれを鑑賞する側との相互関係があり、そこに対して何らかの感情の変化を生み出すもので、幅広いジャンルを指しています。

岡本氏は「爆発」というインパクトの強い言葉を用いて表現していますが、別の著書では「芸術とは、人間の生命にとって欠くことのできない絶対的な必要物で生きることそのもの」と評し普遍的なものであるとも説いています。
「芸術」を「生きることそのもの」と位置付けていたのであれば、『芸術=人生』、または『芸術=岡本氏本人』と見ていたのではないかとも捉えることができます。

優れた芸術家は、とかく非常識であり常人の理解を超えた言動や発想を指摘されることが多いです。
思うにこれはその思想に至る過程の表現が省かれただけで、確かに発想自体は異質なものかもしれませんが、常人の理解を超えたスピードの思考や判断力により生み出されるアイデアではないかとも言えます。
そう見ると、「爆発」という言葉も、様々な感情の変化の応酬で会ったりその移り変わりを端的に的確に表した言葉であるとも受け取ることができますし、前述の考えから、『岡本氏自身の人生の中で情熱を爆発させて生み出すもの』という解釈もできます。

いずれにしても、芸術とは様々な手段で表現できるものであり、高名な芸術家だけのものではありません。
子供から大人まで誰でも演じたり感じたり楽しむことができ、様々なジャンルにその道のプロフェッショナルが存在しています。

一般的に芸術と呼ばれるジャンル

芸術の秋、と言われるとどのようなものを思い浮かべるでしょうか?
絵画・読書・映画などがメジャーどころでしょうか。
秋は気候も落ち着き、何をやるにも集中力が高まり快適な時期と言えますので、感性を十分に発揮しやすい環境と言えます。

大きくジャンル分けをするならば、美術系と言われるのが、絵画・彫刻・写真・生け花・書道・陶芸などで、子供の粘土や折り紙も含まれます。
文芸であれば、詩(俳句や短歌を含む)・小説など、音楽であれば、作曲や歌や演奏全般をすべて指すでしょう。
他にも、映画・演劇(ミュージカル・オペラ・歌舞伎などを含む)やファッションやグラフィックデザインなど、挙げればキリがありません。

また、一般的には芸術と言われないジャンルにおいても、その道を極めたモノの所作などを指して「芸術的な」と評されることもあります。
例えば野球のイチロー選手のバッティングであったり、サッカーの香川選手のボールさばきであったり、身近なところでは、スーパーのレジ打ちの熟練者のレジさばきであったり、プログラマーのキーボードタッチなども芸術的であると言えるのではないでしょうか。
つまり、見る側が何か感嘆できるべき部分があればそれは芸術と呼べるのです。

芸術はいたるところ、日常にも

芸術というと何かかしこまった、仰々しいものにとらえてしまうかもしれません。
しかし、芸術の定義が誰かを感動させることであるとするならば、それは岡本氏の説く通り、日常そのものであるはずです。

そこで普段見逃してしまいがちな日常な芸術にスポットを当てて、感動の再確認をしていこうと思います。
日常のちょっとしたことに気をくばってみることで、ちょっと幸せになれるかもしれませ。


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